親知らずは、残すか抜くかの診断が重要
親知らずは、痛みや腫れの原因となることもありますので、多くの場合は抜歯することになります。しかし、残しても特に問題はないケースや、実は残した方が良いケースもあるため、むやみに抜歯をするのではなく、まずはきちんと診断をすることが重要です。
当院では患者さん一人ひとりに最適な治療のご提案をさせていただくようにしています。
親知らずの問題点
・横に生えた親知らずは磨き残しが起こりやすく虫歯を引き起こす原因になります。隣り合う健康な歯にも影響を及ぼし失うこともあります。
・下の親知らずの抜歯の際に神経(下歯槽神経)を傷つけることがあり、その場合は麻痺や痺れが残ることがあります。
・骨と完全にくっ付いてからの抜歯や生え方によっては、治療が長くなることもあります。
・個人差はありますが、1~4日目に頬がたこ焼きぐらいのサイズまで腫れ、激しい痛みを伴い青くなることもあります。
・生えている最中、または治療中に長い時間開口しているため顎関節症などが同時発生する可能性があります。
・親知らずが原因で咬み合わせが悪くなり、体のバランスが崩れることもあります。
検査して治療の難度が高い場合などは歯科口腔外科のある病院に紹介しています。 ただ、親知らずが完全に埋まっていて周りの歯に悪い影響がない場合や、親知らずがきれいに生えており噛み合わせに問題がない場合は、必ず抜く必要はありません。
レーザー
当院ではレーザー治療を行っており、出力を調整することで、口内炎治療、知覚過敏の治療、歯周病治療、根管治療、顎関節症の治療などに幅広く使用しています。これまでにレーザー治療で痛い思いをしたという方もいらっしゃるかと思いますが、当院では細かく照射レベルを調整して、痛みを感じないように治療させていただきますのでご安心ください。
虫歯予防
歯の表面にレーザーを照らすことで表面がガラス化し歯が強くなり虫歯になりにくくなります。
また、フッ素と併用することでより予防効果が期待できます。痛みは一切ありません。
知覚過敏の処置
摩り減りや歯周病が原因で、冷たいものを食べた時に歯が痛い場合、レーザーを照らすことで痛みを軽減することができます。
歯肉の急性炎症の緩和
歯茎が炎症を起こし腫れている時、レーザーを照らすことで腫れがひき、痛みを軽減することができます。
ホワイトニング(ティースホワイトニング)
高濃度のホワイトニング剤(過酸化水素)を歯の表面に塗り、レーザーを照らすことでホワイトニング剤の反応が活発になり、短い時間で着色物質の分解ができます。
通院回数は歯の色・着色状況・ご希望の歯の白さにより違います。
レーザーの光は光ファイバーによる特殊なフィルターを通して行なうため、熱がなく体に悪いUVもありません。
熱で歯を痛めることもありませんし、術後に起こりやすい知覚過敏の現れを抑えることができます。
歯肉の黒ずみの除去(ガムブリーチ)
歯茎が黒くなっているのはメラニン色素が原因で病的なものではありません。ですが、黒ずみが見えることを気にされる方は多くいます。黒ずんでいる所にレーザーを照らしあて、本来の色に戻していきます。
口内炎の治療
口腔内の細菌が繁殖し炎症すると口内炎ができます。身体の免疫力が弱まった時や、口腔内の一部分が刺激を受けた場合に出ます。食べ物を食べるのも億劫になる、触れるだけでも痛い口内炎にはレーザーを照らしあて治療します。食事の時などの接触病が取れ、早く治ります。
根管治療
重度の虫歯で神経を取る治療の場合、神経を取った後根管内の菌を全て全滅させ無菌の状態にする必要があります。
そうすることで、治療後根管内の化膿を防ぎ、再治療をしないようにします。
顎関節症の処置
顎関節症の痛みには、筋肉の痛みと関節の痛みがあります。これらはレーザーを当てることで痛みを軽減することができ、開口も良くなってきます。