全身疾患と歯周病のかかわりをお話ししていきたいと思います。
歯周病について気になられてる方もいるかと思います。
妊娠中の女性で歯周病に罹患していると、低体重児や早産の危険が高くなることが報告されています。
つわりによって口腔内環境が不良になりやすいために歯周病にかかりやすくなるのです。
心疾患と同じで、歯周病による炎症性物質が胎児に影響を及ぼすことが報告されているため、低体重児や早産の危険性が高まると言われているのです。
誤嚥性肺炎も歯周病とかかわりのある疾患の一つになります。
肺や気管は咳などの生理的な反応によって通常は守られていますが、生理的機能が衰えてくると自らの唾液や、食べ物などが誤って肺に入ってしまうことで炎症を起こしてしまい、肺炎になってしまうと言うものです。
主な原因は唾液中に含まれる細菌で、歯周病菌も関連していると言われています。
体力が落ち、食物の飲み込みがうまくいかない方は特に注意が必要です。
最後に骨粗鬆症です。
長年の生活習慣などによって骨が弱くなる病気で、全身的に骨が弱くなると、歯を支えている歯周組織にも影響があると言われています。
歯周病は歯を支える歯周組織を破壊してしまう病気です。
骨粗鬆症は歯周病を進行させる一因と考えられています。
ごく一部ですが、全身疾患とのかかわりを書いてみました。
お口の関してお困りのことがありましたら、ぜひ当歯科医院にご相談ください。
全身疾患との関わりも含めて詳しく説明させていただきます。